私の病歴

病名:Ⅱ型糖尿病にて免疫力低下が低下したこよによる後頭部皮膚潰瘍
合併症:糖尿病網膜症(増殖前)、糖尿病性腎症(第2期)
外科処置:後頭部皮膚潰瘍切除後の皮膚移植、糖尿病網膜症レーザー治療
処方薬:トラゼンタ(DPP-4阻害薬)、グリミクロン(スルフォニル尿素系)、セイブル(αグルコシダーゼ阻害薬)

2015年3月退院後、糖尿病内科、眼科に通院。2015年9月グリミクロン(スルフォニル尿素系)、セイブル(αグルコシダーゼ阻害薬)を辞めて、トラゼンタ(DPP-4阻害薬)のみとなる。現在も服用中。

MedicalData

糖尿病内科通院で血液検査、尿検査を実施。いかにその検査結果を示す。

2015年検査データ

検査日2015/01/212015/03/262015/04/242015/06/122015/07/302015/09/242015/11/112015/12/25
体重 Kg--------
血圧(高)mmHg--------
血圧(低)mmHg--------
血糖値 mg/dL14612811482119718896
HbA1c mg/dL9.35.86.26.25.65.75.75.9
尿中アルブミン mg/gCr-109.3------
eGFR mL/min/1.73㎡798467.1---86.2-

2016年検査データ

検査日2016/02/162016/04/042016/05/162016/06/272016/08/222016/09/262016/10/242016/11/21
体重 Kg-54.554.152.753.352.952.754.3
血圧(高)mmHg-121118113123142120136
血圧(低)mmHg-80677368908279
血糖値 mg/dL15610071141114137115 175
HbA1c mg/dL6.16.46.05.75.95.45.55.6
尿中アルブミン mg/gCr109-----75.757.9
eGFR mL/min/1.73㎡---73.5----

2017年検査データ

検査日2017/2/132017/5/82017/8/72017/11/6
体重 Kg51.452.154.353
血圧(高)mmHg125133132128
血圧(低)mmHg73747690
血糖値 mg/dL123110180123
HbA1c mg/dL5.35.65.55.7
尿中アルブミン mg/gCr----
eGFR mL/min/1.73㎡---70.3

糖尿病内科で上記検査内容を知らされ、「HbA1c」は正常です、と言われ診察は終わる。
でも数字だけ渡され正常です、と言われてもよく分からい。だから、検査内容(2016,2017の2年分)を自分なりに可視化する。

病気経過状況

体重:2015年3月退院後ほとんど変化なし。
血糖コントロール:HbA1cが血糖正常化を目指す際の目標 6.0%未満を約3年間キープしている。
血圧コントロール:薬を服用せず130/80mmHg未満(少し高い時もあるけど)
糖尿病網膜症:2017年9月の眼科検診で、増殖前から単純に後退。
糖尿病性腎症:尿アルブミン値が30mg/gCr以下とはならず、現在も第2期のままだ。

自己診断

血糖コントロールがうまく行っている。その成果として、糖尿病網膜症は改善に向かった。だが、糖尿病性腎症は現在も第2期のままだ。ただ、尿検査データを見てもらえれば分かるが、 2017年は一回も尿アルブミン値の検査を行っていない。どうも主治医は私が糖尿病性腎症を患っているとを忘れていたようだ。(何年も通院しているのに) 主治医には失礼だったが、尿アルブミンの検査を先だってお願いした。

血糖コントロールを行って感じるたことだが、私以外で血糖コントロールを行っている人々にモチベーションを持ち続ける秘訣を教えてもらいたい。私は時々 血糖コントロールなんてどうでもよくなることが良くある。

糖尿病性腎症重症化予防プログラム

インターネットで糖尿病性腎症を調べていたら、厚生省の糖尿病性腎症重症化予防プログラムの策定について を発見した。
私なりにこの糖尿病性腎症重症化予防プログラムを要約すると以下のようになる。

上記に示すように、この糖尿病性腎症重症化予防プログラムは糖尿病性腎症の第3,4期の患者が対象になる。でも、糖尿病性腎症の第3期では、むくみ・息切れ・胸苦しさ・食欲不振・満腹感などの自覚症状があり、 第4期・第5期では、顔色が悪い・易労感・嘔気あるいは嘔吐・筋肉の強直・つりやすい・筋肉や骨に痛みがある・手のしびれや痛み・腹痛と発熱などの自覚症状があるそうだ。 もし私が第2期から第3期に移行したら、こんな糖尿病性腎症重症化予防プログラムなど参加せずに、人工透析を回避すべく、腎臓の専門医のところに駆け込むだろう。

予防プログラムで重要なのは私のような患者

私のように血糖コントロールの為の薬を処方してもらうだけで、何も病気の症状を訴えない患者に、担当医もなれで大切な検査を忘れたり、検査データを見落とす可能性は十分にある。
それに、患者である私は一生つづくなんの目的も目標もない血糖コントロールにモチベーションを持ち続けることができるか不安でしょうがない。ただ、私にはあるものは、もう二度と痛い思いをしたくない、 という苦い記憶だけだ。
私のような患者に「モチベーションを持ち続けて治療しろ」と意識改革を行うプログラムの実現性はないと思う。ただ、私のような腎臓が元にもどる糖尿病性腎症患者の意識改革がもっとも重要だ。

絵に書いた餅

主観だが、この糖尿病性腎症重症化予防プログラムは、糖尿病を患ったことのない、医療現場を知らない、高学歴者が、机上で作成した、少しぐらい成果が期待できる、絵に書いた餅でしかないと思う。
なお、なぜ少しぐらい成果が期待できるかというと、連携という人任せプログラムだから、成果も人任せにできるからだ。